年末の 3DSソフトのラインナップで自分が一番期待していた「マリオカート7」がついに発売。早速プレイし、一人でプレイ出来る部分はひと通り終わったのでレビューを書きました。
マリオカート7で使えるハンドルについての記事

まずはマリオカートがどういうゲームなのかについて、知っている人も多いと思うので手短に。
- マリオカート
- マリオやクッパ、ピーチなどのマリオシリーズに登場するキャラクターを使って行うレースゲームで、コース上にあるアイテムボックスからアイテムが入手できる。ボックスの中身はランダムで、下位ほどよいアイテムが出やすい。アイテムが強力なので、レースゲームに慣れていない人でもアイテム次第で上手い人に勝てるようになっている。
3DS「マリオカート7」 レビュー
普通に遊んでみての感想
いつものマリオカート
コースは新コースが16コース、旧作のコースが16コースで全32コース。
乗るとスピードが上がるダッシュ板があり、ジャンプ台があり、コース中には障害物があり…と本当にいつものマリオカートです。携帯ハードなのに据え置き機と同じくらいヌルヌルした動き(常時60フレーム)ができているのは凄いことなんでしょう、きっと。
立体視は…どうなんだろう?眼が痛くなるので基本オフでプレイしている自分はあまり解りませんが、スーパーマリオ3Dランドほど立体視が活きそうなコースは無かったように思います。コースで言うと陸路だけではなく、海の中を走ったり空を飛ぶシチュエーションがあるのが新しいところ。…なんですが正直そんなに変わらない。特に海は(陸と比べて)背景が変わったくらいの違いしか感じられず、ここはちょっと残念。
マシンのカスタマイズ
パーツを入手するためにはコース上にたくさん落ちているコインを集める必要があります。1レースで最大10個まで集めることが可能で、累計である数値(50個とか100個とか)に達するとパーツがアンロック。またコインはただのコレクトアイテムというわけではなく、コインを取るとマシンのスピードが上がるという直接的なメリットもあります。
パーツごとに「最高速度が速い」「加速が速い」「ハンドリングがしやすい」といった特徴があり、任意のセッティングで走ることが可能。タイムアタックは最高速度重視で、対戦では加速重視で、といった感じで用途によってカスタマイズが出来て面白いです。
特にタイムアタックに関しては、ネットからゴーストをDLしてタイムアタックを行うと相手マシンのカスタマイズが見られて参考になります。
ジャイロを使っての操作は後一歩足りない
「ジャイロを使った操作」と言われても今ひとつピンと来ないかもしれませんが、要は3DS本体を傾けることでマシンの向きをコントロールするという操作方法。マリオカートWiiのハンドル操作を3DS本体で行うような感じ、といえば伝わるでしょうか。またこの操作方法はレーサー視点(一人称視点)でプレイするときのみ使用可能です。
自分はこれに適したハンドル(この記事上部でリンクしたもの)まで買うくらい期待していたのですが…正直あまり快適に使えず、特にベッドに寝転がりながらダラダラやりたいときには操作がシビアすぎるなと。またレーサー視点必須なのも厳しい所で、動きの激しいマリオカートではかなり酔います。
ジャイロ操作の紹介で「Wii版のハンドル操作を3DS本体で行うような感じ」と書きましたが、残念ながらWii版の劣化コピーというレベルにしか到っていないな、というのが正直な感想。Wii版という前例が無ければこの操作方法に目新しさを感じられたのかもしれませんが、前作があることで悪い部分の方が目立ってしまうという不幸な立ち位置。
またWii版では「コントローラを振ってのジャンプアクションやウィリー」といった要素も斬新で好ましく思いましたが、3DS版ではそういった新感覚の体験は味わえませんでした。※3DS版でのジャンプアクションはRボタン
携帯ゲーム機ではゲーム画面とコントローラを同一デバイスで実現するため、どうしても出来ることの幅が狭まってしまうのかな。
ネットワーク(マルチプレイ)関係の感想
今回のマリオカート7では携帯ハードということもあって、ネットワークを通じた対戦システムがかなり進化しています。
対戦方法としては
- せかいのだれとでも
- フレンドやライバルと
- コミュニティで
の3つ。
せかいのだれとでも
特に相手を指定せず、自分と同じくらいの実力(実力はVRという数値で表示されます)の相手と対戦できるモード。これに関してはWii版とほぼ同じなので、Wii版での動画を貼っておきます。
部屋に入った直後は”観戦モード”に入るため、すぐにレースができないのは多少じれったい…コース選択時間はWii版より短くなったかな?
Wii版はチートのせいでゲームが崩壊している部屋がかなりありましたが、3DS版は現状平和です。このままの状態が続くと良いんですけど
フレンドやライバルと
お互いに3DS本体のフレンドコードを登録すると、相手とフレンドに。で、このモードではその相手と一緒にレースが出来ます。
また最近一緒に走った人を参照することができるので、「せかいのだれとでも」で一緒に走った相手と再度対戦することも出来ます(たぶんこれが”ライバル”)。「すれ違い通信」ですれ違った相手との対戦も可能なようですが、自分はやっていないのでよく解らず。
コミュニティ
「フレンドと対戦」ほど近くなく、「誰とでも対戦」ほど遠くない、そんな存在が今回のマリオカートで初めて導入されたコミュニティです。Twitterの”〇〇クラスタ”という表現と同じくらいの距離感でしょうか。コミュニティごとに”コミュニティ番号”というものが決まっているので、直接その番号を入力すればOK。
コミュニティだと、色々な”縛り”を付けたルール(拾えるアイテムがバナナしかないとか)でプレイすることも可能。レースゲームとしては邪道な気もしますが、これはなかなか面白い。
コミュニティに関しては検索機能が付いていないので入りたいコミュニティを見つける手段がほとんど無いのが問題。ゲーム内では「おすすめコミュニティ」としていくつか表示されるのですが、どうにも数が少ない。
(いくら今後「いつの間に通信」で増えるとはいえ)もう少したくさん表示してもいいんじゃないのかな…ネットで見つけたコミュに入って楽しむ、っていうのもそれはそれでアリでしょうけど、ゲーム内だけで完結出来るような仕組みが欲しかった。他のゲーム(特にFPS系のもの)と比べるとやっぱり任天堂はこういった面が弱いなあという印象です。
直接的な対戦ではないものの、ネットワークを介して自分と同じくらいの速さのゴーストをDLし、ゴースト相手にタイムアタックが出来るシステムはだいぶポイント高い。
ただゴーストのDLが「いつの間に通信」で行われるため、自分が走りたいコースのゴーストがタイミングよく来ないのがなあ…この点Forza4のゴーストシステムはかなり良さそうなんですが、常時ネットに繋がっている訳ではない携帯ゲーム機では無理があるのかしら。
まとめ
- 挑戦は少ないが堅実な出来
- ネットワークを介した対戦機能の充実
先月スーパーマリオ3Dランドを遊んだ際は、「2Dと3Dが融合したマリオをつくろう」というコンセプトがとても意欲的なタイトルだったのでびっくりしました。それに比べると今回のマリオカート7、”ゲーム自体は”非常に堅実な作品です。いくつか新要素はあるものの、革新的といえるほどの違いはありません
一方でネット対戦においてはコミュニティ機能の追加、「すれ違い通信」ですれ違った相手と対戦できるなど、着実に進化しています。
身近な人と集まって対戦を楽しむ、という従来のマリオカート。ただそこにプラスして「ネットワークを介した遊び方もある」ことを伝えるために作られたのが今回のマリオカート7。3DSに限らず近年のゲームにおいてはネットワークを介したマルチプレイが非常に盛んですが、やはり「初心者でも楽しめる」という点においてマリオカートほど適したソフトは他にないでしょう。「ネットワーク対戦がやってみたいな」と漠然と思っている人に薦められる一本です。



