先日購入して攻略記事まで書いてしまった「Steins;Gate 変移空間のオクテット (8bit)」のレビューです。
ゲーム的にはタイトルの示すとおり、アニメ化もされたSteins;Gateのファンディスク的な作品。ただ21世紀のアドベンチャーゲームとしては随分特殊なシステムを採用していたりするのですが、それはこれから紹介することとしましょう。
なおタイトルに関してですが、正式タイトルは「変移空間のオクテット」なものの、公式サイトですら発売3日前まで”Steins;Gate8bit”としか表記されていなかったくらいなので、後者で把握している人のほうが多いと推測されます。自分が貰った領収書も8bitになってるしね…そんな訳で記事タイトルでは両方書いています。
以前書いた、ファンディスク「Steins;Gate 比翼恋理のダーリン」のレビュー
Steins;Gate 比翼恋理のだーりん レビューメーカー公式:STEINS;GATE 変移空間のオクテット
Steins;Gate 変移空間のオクテット (8bit)
どんなゲーム?
本作はコマンド入力式アドベンチャーゲームです。
一般的にアドベンチャーゲーム、ないしノベルゲームといえばシナリオを読み進めていくと選択肢が出現し、それを選ぶことでシナリオが変化していくというシステムになっています。つまりゲームから提示された選択肢を選ぶわけで、これをコマンド選択式アドベンチャーと定義します。
それでは”コマンド入力式”とは何か。これは”プレイヤーにどんな行動をとって欲しいかをキーボードで打ち込む”ゲームです。目の前の相手と話したいなら”talk”、周りを調べたいなら”look”、落ちているものを手に取りたいなら”take”、前に進みたいなら”front”…といった風に。また一部のよく使うコマンドはF1~F5のファンクションキーを利用した入力も可能です。(下のキャプチャ参照)
コマンド入力式という形式は今はまず目にしない形式ですが、25年以上前はこういったゲームがそこそこ流行っていたようです
※自分が生まれるより前なのでよく知りません
プレイしてみて
”レトロ”なつくりこみ
まずはグラフィック
うーん、チープといえばチープなんですがここまで来ると一回りして凄いグラフィックに見える…グラフィック描画システムは「ライン&ペイント」という形式を使用していてこれもまた凝ってるなあと。
ライン&ペイントがどんな形式かは説明するより見たほうが早いので公式サイトを御覧ください。
楽曲はシュタゲ本編と同じですが、サウンドがFM・PSG音源で収録されているので雰囲気は全然違います。
ゲームをどの環境で起動するかの選択も可能。※一部機種はクリア後に追加されるもので、最初から選べるのは5種類です。
またパッケージもやたらと気合が入っています。
30台後半~だとリアルタイムで経験した方も居るのかな…?自分にとっては懐かしくもないのですが、これはこれで”趣きがあるな”と思えたので良しとしましょう。
コマンド入力式で試行錯誤するのが面白い
平成生まれの私としてはコマンド入力式ADVなんて今まであまりやったこともなく、こういった形式自体が新鮮でした。最近はダンジョンRPGなんかも時代が一回りしたのかそこそこ流行っている気がしますが、アレと同じでしょうか。
特に面白いなーと思ったのは「攻略とは直接関係ないコマンドを色々試せること」。相手がいたら”talk”で会話をしなければいけないわけではなく、”look”で周りを見るのも”joshu”で紅莉栖を呼ぶのも自由。もちろん反応してくれる単語は一部しかないのですが、それを探すのも面白い。他のゲームであらわすなら「逆転裁判」で手がかりとは関係ない所を調べたくなるような気持ちとでも言えましょうか
まあ面白さがある一方、同じ箇所で30分ぐらい詰まると流石に萎えてきますが…そんな貴方にSteins;Gate 8bit攻略メモ!(宣伝乙)
シナリオは短い
コマンド入力式というシステムに慣れていないこともあって、プレイ時間自体は比較的かかります(自分はクリアまで6時間程度)。…が、シナリオは短めなので答えを知っていればテキストを読み進めても1時間程度で終わるボリューム。
要はあまり攻略サイトを見過ぎるとつまらなくなるということで、攻略サイトのご利用は計画的に!
シナリオはファンディスク的側面が強く、Steins;Gate本編をやっていないとよく解らないと思う。尺が短いことから推測されるように、内容自体も”感動した!”というものではなく、同人小説レベルのお話。
科学アドベンチャーシリーズの前作に当たるChaos;HEAdとの絡みも結構あります。
まとめ
- レトロな感覚がかえって面白い
- 値段はちょっと高め
感想をまとめると「コマンド式ADVというジャンルが面白かった」というのが一番。旧作を遊ぶならともかく、21世紀になって新作が出るジャンルとは思っていなかったので貴重な経験が出来ました。
一方でシナリオが短い(コマンドに試行錯誤する時間は長い)のに値段は5000円(Amazonでは4000円前後)とやや高めなのが欠点。初回限定版ならCD付属でこの値段なのでまだ良いのですが、通常版もこの値段だとちょっとキツイかなあ…ただ通常版は検索しても出てこないので、PCゲームにありがちな初回限定版しか作ってないというパターンかもしれませんが。
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